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米経済指標好調続き、ドル円は140.72円まで続伸。

【5/26相場概況】

東京時間、ドル円は140.03円で始まると、本邦実需の売り観測や時間外の米10年債利回りの低下を受け140円台を割りこんだ。5月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)が予想を下回ると、一時的に140円台を回復するが軟調。欧州時間、調整の売りや米10年債利回りの低下を受け、ドル円は139.49円まで下落。NY時間、4月米個人消費支出(PCE)・PCEデフレーター・・5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値などが、予想を上振れると、米金融引締長期化が意識され、ドル円は140.72円まで上昇。

【5/29相場観】

5/5の米国雇用統計以降、米経済指標が軒並み予想を上振れ、6月FOMCにおいての利上げ観測や金融引締長期化観測が高まっている。日曜には問題視されていた、米債務上限問題が合意し、5/31の議会承認をへて解消される見通しである。株式市場においては、強い買い材料となるが、ドル円は今のところ思ったほど反発とはなっていない。本日は米国が祝日という事もあり、リスクオンのドル買いなのかドル売りなのか迷走しているのかもしれない。
 
フィボナッチで上値を計測すると、151.94円-127.21円の戻し50%(139.57円)を突破し、127.21円-137.91円-126.63円からの上値拡張100%の140.33円も突破。次の上値目標が129.63円-137.77円-133.49円からの上値拡張100%の141.63円あたり。日銀の円買い介入なども警戒しながら上昇継続といったところか。

情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
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20230529執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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