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ドル円、強米経済指標受け昨年11/23以来の高値140.23まで上昇。
【5/25相場概況】
東京時間、ドル円は139.45円で始まると、朝方、フィッチ・レーティングス(格付け会社)が米国の格付け「AAA」を「レーティング・ウォッチ・ネガティブ」に指定したと発表すると、一時138.81円まで急落。しかし、米金融引締め長期化観測の中、時間外の米10年債利回りの上昇を受け、前日の高値139.47円を上抜け139.70円まで上昇。欧州時間、ドル円は米10年債利回りの低下を受け139.18円まで下押し。NY時間、1-3月期GDP(米国内総生産)改定値・前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となるとドル買いが先行。米10年債利回りが3/10振りの高水準となると、ドル円は140円を突破し昨年11/23以来の高値140.23円まで上昇。
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【5/26相場観】
朝方のフィッチによる格下げには驚かされたが、すぐさま安値には買いが入った。欧米時間は140円挑戦の流れとなったが、なかなか突破せず、引け間際(早朝4時過ぎ)に140円を突破。米債務上限問題の進展に関しては、やや楽観ムードだが警戒が必要。本日はPCEなどの重要経済指標があり、また週末のポジション調整の動きもあるので、引き続きボラタイルな展開になりそうだ。
日足一目均衡表では「三役好転」継続、上向きで視界よし。6/2の雲ネジレと米国雇用統計が重なり警戒。昨日の高値140.23円は、昨日も解説していたが127.21円-137.91円-126.63円からの上値拡張100%の140.33円レベル。次の上値目標が151.94円-127.21円の戻し61.8%の142.29円となる。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら
20230526執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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