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ウォラーFRB理事タカ派発言で、ドル円139円台。

【5/24相場概況】

東京時間、ドル円は138.58円で始まると、日経平均の下落・NZドル円の下落・時間外の米10年債利回りの低下などで、138.22円まで下落。欧州時間、ドル円は買戻しが先行するも138円台半ばで小動き。NY時間、ウォラーFRB理事が「FRBが6月に利上げをするか見送るかはデータ次第」「今後のデータは6月の利上げを裏付ける可能性」「7月利上げが適切な政策となる可能性は十分ある」などと述べると米長期金利の上昇とともにドル円は139円を突破し139.47円まで上昇。

【5/25相場観】

ブラード米セントルイス連銀総裁・カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁に続きウォラーFRB理事もタカ派発言で、米金融引締め長期化との思惑が高まったようだ。また米債務上限問題に関して、進展はないものの、市場参加者は楽観視。バイアスは上向きで、大きな踏み上げ(売り方の損決済)が出なければ、この上昇は収まらないのではないか。
 
日足一目均衡表では「三役好転」継続で上昇基調。6/2の雲ネジレに注意。昨日の高値139.47円は、ほぼ151.94円-127.21円の50%戻し139.57円レベルと言っていいのではないか。今朝方、原因不明の売りがでて下髭が発生しているが、次の上値目標は127.21円-137.91円-126.63円からの上値拡張100%の140.33円とみる。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
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20230525執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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