5/5の米国雇用統計以降、米経済指標が軒並み予想を上振れ、6月FOMCにおいての利上げ観測や金融引締長期化観測が高まっている。日曜には問題視されていた、米債務上限問題が合意し、5/31の議会承認をへて解消される見通しである。株式市場においては、強い買い材料となるが、ドル円は今のところ思ったほど反発とはなっていない。本日は米国が祝日という事もあり、リスクオンのドル買いなのかドル売りなのか迷走しているのかもしれない。
フィボナッチで上値を計測すると、151.94円-127.21円の戻し50%(139.57円)を突破し、127.21円-137.91円-126.63円からの上値拡張100%の140.33円も突破。次の上値目標が129.63円-137.77円-133.49円からの上値拡張100%の141.63円あたり。日銀の円買い介入なども警戒しながら上昇継続といったところか。
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20230529執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保