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日銀マイナス金利解除打ち消し報道でドル円146.58円まで反発。
【12/11相場概況】
東京時間、ドル円は、仲値にかけてドル買いが先行。日経平均の堅調や時間外の米10年債利回りの上昇もあり145.67円まで上昇。欧州時間、「日銀は賃金と物価の好循環の実現に向けた十分な確証が得られていないため、マイナス金利やイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の撤廃などを今月急ぐ必要はほとんどないとの認識」との観測報道で円売りが加速。NY時間、米10年債利回り上昇によるドル買いが先行し、ドル円は146.58円まで上昇。
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【12/12相場観】
欧州時間、一部報道機関より「日銀のマイナス金利解除打ち消し報道」でドル円は146.58円まで反発。これで、12/7の植田総裁による「チャレンジング・ショック」の下落を帳消しにするレベルまで上昇となった。ドル円は146円台まで反発したことで、調整の安値141.60円は確認できたとみる。ただ、ここから上昇基調継続で大きく反発するには新たな材料がほしいところである。本日からFOMCが開催され発表は日本時間で12/14(木)早朝となるが、米国の金融政策で利下げに対しどのように言及するかに注目。
日足一目均衡表では、「三役逆転」点灯中。昨日は大きく反発したが、基準線・転換線・先行スパン1・先行スパン2に大きな変化はない。昨日の高値146.58円だが、基準線手前で抑えられた感じであり、上値の重さは継続とみる。
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ドル円の戻り目途をフィボナッチリトレースメントで計測。計測値は、A=今年の高値151.90から12/7の安値141.60とB=12/17の高値147.31から141.60。昨日146.58円まで上昇となりA50.0%(146.75)レベルまで回復。ポイントは12/7の高値147.31とみる。ここを上抜けた場合の上値目標がA61.8%(147.96)。
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※チャート・表などは筆者作成
情報・目標値段など、随時X(旧Twitter)で公開。
前回分はこちら
20231212執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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