見出し画像

ドル円、150円の攻防。好調米経済指標予想でドル円149.82円。


【10/2相場概況】

東京時間、ドル円は、日経平均の上昇や仲値で本邦実需勢の買い観測などで149.82円まで上昇。その後は、政府・日銀による円買い介入警戒感で上昇は一服。欧州時間、ドル円は149円台後半で底堅く推移。NY時間、FRBによる高金利政策長期化観測が強まる中、米10年債利回りが上昇。9月米製造業PMI改定値・9月米ISM製造業景況指数が予想を上振れると、ドル円は149.87円まで上昇。

【10/3相場観】

ドル円は堅調。政府・日銀による円買い介入警戒の中、日米金融政策差による買いが先行。東京時間、政府・日銀の円安牽制発言は出るが、発言内容がトーンダウンしている印象を受ける。FRBは、年内の利上げ(あと1回)の可能性を残す中、今週は月初の重要経済指標(8月雇用動態調査(JOLTS)求人件数・9月ADP雇用統計・9月ISM非製造業景況指数・9月米国雇用統計)がある。ドル円は150円の攻防中であるが、上振れの可能性が高いとみる。
 
日足一目均衡表では、「三役好転」継続で変調の兆しはない。各補助線(転換線・基準線・先行1・先行2)が上昇している事から、最初に変化が出そうなのは転換線(148.59円)割れであり、一気に基準線(147.15円)割れとなると、流れが変わるかもしれない。
 
フィボナッチで上値目途計測更新。150円突破後の最初のターゲットは、C波61.8%(150.69円)で、上抜けるとD波161.8%(151.45円)。
 
情報・目標値段など、随時X(旧Twitter)で公開。
前回分はこちら
20231003執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?