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欧州・オセアニア通貨に対しドル売りが先行し、ドル円は調整。

【4/18相場概況】

東京時間、ドル円は仲値で実需の買いが入ると、昨日高値134.57円を上抜け134.70円まで上昇。その後は、利食い売りが入り134円台半ばで推移。欧州時間、欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル売りが先行。米10年債利回りの低下もあり、ドル円は133.86円まで下落。NY時間、ブラード米セントルイス連銀総裁が「インフレは根強く利上げ継続が適切」「制限的な政策金利は5.5%から5.75%の範囲と見込む」との発言やボスティック米アトランタ連銀総裁が「あと1回の利上げを予想」「FRBはかなりの期間、金利水準を維持すると予想」などのタカ派発言を受け、ドル円は134円台を回復。その後は134円台前半中心に小動きとなった。
 

【4/19相場観】

ドル円は、134.70円と3/15以来の高値更新。目新しい買い材料があったわけではないが、上昇相場にありがちな動き。その後は調整の売り。FRBメンバーのタカ派発言でサポートされ、深押しはなく134円台を回復。5/3のFOMCに向け、今週末からブラックアウト期間に入るので、週末に向け、要人発言には要注意。新たに銀行破綻など要因が発生しない限り、FOMCまでは、深押しが出ないと予測する。
 
日足一目均衡表で見ると、昨日134.70を付けた時点で、③雲上限を上抜け好転。月曜に①転換線>基準線となり好転。②遅行線が26期間前チャートの高値134.90を上抜けていれば、「三役好転」となっていたが、一旦調整という感じである。
フィボナッチで計測すると、節目が134.74円(137.91-129.63の61.8%・129.63-133.75-130.62からの上値拡張100%)となっており、同レベルまで到達したことで達成感が出た可能性がある。再度上値を狙う動きが出るかに注目。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら

20230419執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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