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米経済指標・米長期金利上昇などを受けドル円151円台まで反発。


【11/15相場概況】

東京時間、ドル円は5・10日(ゴトー日)の仲値で買いが観測され、150.79円まで上昇。日経平均が上昇した事や中国の経済指標が好調となった事で、ややリスク・オン(投資家のリスク志向改善)となった。欧州時間、ドル円は150円台後半で伸び悩み。NY時間、米10月PPI(米卸売物価指数)が前月比で▲0.5%と予想+0.1%を下回ると、ドル円は150.04円まで下落。しかし、同時間発表の米10月小売売上高が前月比で▲0.1%(予想▲0.3%)・11月NY連銀製造業景気指数が9.1(予想▲2.8)と強い数値となると、米10年債利回りの上昇とともに、ドル円は151円を突破し151.42円まで上昇。

【11/16相場観】

11/14の米CPIや昨日11/15の米PPI・小売売上高は「ハードデータ」(遅行指標)に区分され、昨日11/15のNY連銀製造業景気指数は「ソフトデータ」(先行指標)に区分されるのだが、昨日のドル円はソフトデータに反応。ドル円は、11/14の米CPIによる下落をほぼ帳消しにする反発となった。151円台となれば、またしても政府・日銀による円買い介入警戒感はあるものの、ドル円の買い意欲が強い。ここまでくると152円到達は時間の問題と予測する。
 
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。昨日反発とはなっているが、前日より転換線(150.61)と基準線(150.32)が接近。上昇基調は継続だが、小幅推移が続くと三役好転解消となる。
トレンド変調の兆しを逃さないようにしたい。

昨日のドル円反発で、上昇波動に変化はなしとみる。再度フィボナッチエクスパンション(拡張)で上値目途を計測。計測値は、A=127.21-137.91-129.63・B=129.63-145.07-137.23・C=137.23-147.37-144.43・D=144.43-151.72-149.18。
第一目標はD38.2%(151.96)・第二目標B100%(152.67)・第三目標D61.8%(153.68)
 

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20231116執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
 

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