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ドル円、米長期金利低下受け下落後、米PMI上振れで反発。

【4/21相場概況】

東京時間、ドル円は134.22円で始まると、「G7がロシアへのほぼ全面的な輸出禁止措置を検討」とのニュースで豪ドル円などクロス円が円買いとなり、ドル円は133.70円まで下落。欧州時間、ドル円は米10年債利回りの低下を受け133.54円まで下落。NY時間、4月米製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上振れると、米10年債利回りが上昇し、ドル円は134.49円まで上昇。

【4/24相場観】

先週末は、今週の日銀金融政策決定会合や来週のFOMCを控える中、調整の動きとなった。4月米製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が強い数値となった事で、5/3のFOMCでの利上げ確率が高まったのではないか。この利上げが、昨年3月からのハイペースな米国の利上げの最後となるかが焦点である。5月以降方向転換の可能性があるので、見極めが必要。
 
日足一目均衡表だと、4/19に135.13円の高値を付け、雲上限突破(三役好転)となったが、追随する買いはなく、また雲の中に突入。雲上限が遠いレベルではないので、反発の可能性は残る。しかし、先週木・金で連続陰線となっており、今週前半も陰線が続くと135.13円の天井感が高まる。5/3に雲のネジレ(変化日)があり、神経質な展開が続きそうだ。
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20230424執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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