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日銀のYCC修正慎重観測を受け、ドル円135.13円まで上昇。

【4/19相場概況】

東京時間、ドル円は仲値で実需の買いが断続的に観測されるとジリ高。欧州時間、好調な英CPIを受けポンドが上昇すると、ポンド円の上昇につれ、ドル円は昨日の高値を上抜け134.82円まで上昇。その後、「4/27-28の日銀金融政策決定会合で、YCC修正について、日銀内で慎重な意見が広がっている」との観測報道で、ドル円は一時135.13円と3/10以来の高値を付けた。NY時間、利食いが先行し、ドル円は134.29円まで下押しとなるが、米長期金利の上昇を受けドル円は134.80円前後まで上昇。米地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表があったが、大きなサプライズはなく、マーケットの反応は限定的だった。

【4/20相場観】

来週のBOJで「YCC修正について、日銀内で慎重な意見が広がっている」との報道で135円突破。センチメントが上向きな状況だと、どんな材料もポジティブに変換されるようだ。来週のBOJに再来週のFOMCと重要イベントを控えボラの高い展開が続きそうだ。
 
日足一目均衡表だと、昨日135.13円を付けた時点で、遅行線が26日前の高値135.11円を超え「三役好転」(強い買いシグナル発生)となった。その後、調整で下押しとなり解消となったが、本日時点で26期間前チャートの高値133.82円を遅行線が上抜けており「三役好転」となっている。しかし、135円の達成感で陰線が続くと、天井感が出てしまうので、現レベルが維持されるかが重要とみる。
 
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20230420執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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