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弱米経済指標を受け、ドル円134円台前半へ反落。

【4/20相場概況】

東京時間、ドル円は仲値に5・10日(ゴトー日)の買い観測で134.97円まで上昇。その後は、時間外の米10年債利回りが低下したことなどで134円台半ば中心に小動き。欧州時間、ドル円は一時134.86円まで上値を試すが、その後は失速。NY時間、4月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数・3月米中古住宅販売件数・3月米景気先行指標総合指数などが予想下振れとなると、米10年債利回りの低下とともに、ドル円は134.01円まで下落。

【4/21相場観】

フィラデルフィア連銀製造業景気指数などが予想下振れとなったが、大きな反応はなかった。マーケットの意識は、来週の日銀金融政策決定会合に移行しているようだ。植田日銀総裁初の会合となり、政策方向などは勿論だが、言葉の言い回しなどにも注目。そしてGW中のFOMCでは、米国の利上げ観測が高まっているが、2022年3月から続いている利上げの最後になるのか、今後の金融政策の方向性などが焦点となりそう。
 
日足一目均衡表だと、本日時点で雲上限を上抜け維持する事が出来ず、「三役好転」が解消となっている。しかし、雲上限は下向きとなっており、現在の134円台中心に推移すれば、再度「三役好転」となりそうだ。しかし、3/19に135.13円の高値を付けた後、昨日135円台に届かなかったことで、天井感が出始めたのかもしれない。
最近よく解説しているが5/3に雲のネジレ(変化日)が発生しており、ここがFOMCの重要な発表とリンクする。暫くは調整の動きが続きそうだ。

 
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20230421執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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