昨日は、かなりの乱高下。深夜に日経新聞によるYCC修正案議論報道は、ドル円の買い手側の投げ売りを誘ったようだ。筆者としては、今年2/6の「日銀総裁人事の日経新聞報道」の記憶があり、若干懐疑的である。しかし、日経新聞の報道とは関係なく、YCC修正の可能性は想定内なので、正式発表まで先走る必要はない。ワンテンポ遅らせてからの仕掛けで十分間に合うとみている。
日足一目均衡表では、③ローソク足が雲に深く突入。本日の雲下限137.94円を割り込むと③が逆転し、「三役逆転」となる。さらに7/14の安値137.23円を割り込むようだと下降トレンドと判断する。
昨日の安値138.76円は、137.23円-141.95円に対し、61.8%(139.03円)を突破したレベルとなっており、売りの達成感が出てもおかしくない。
11時頃には日銀金融政策決定会合の発表があるが、植田日銀総裁の記者会見までは、様子見が賢明なのかもしれない。
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20230728執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保