東京時間、ドル円は本邦実需の買い観測で145.76円まで上昇となるが、「中国人民銀行(PBOC)が外貨預金準備率を6%から4%へ2%引き下げる」と伝わると人民元高・ドル安となり失速。欧州時間、米国雇用統計を控えドル円は145円台半ばで小動き。NY時間、8月米雇用統計はNFP(非農業部門雇用者数)が18.7万人と予想の17.0万人を上振れたが、6・7月分の数値が下方修正。また、失業率は3.8%と予想以上に悪化(昨年2月以来の高水準)。平均時給は前月0.2%と予想を下振れ。FRBによる追加利上げ観測後退となり、米長期金利の低下とともにドル円は144.43円まで下落。しかし、その後発表の8月米製造業PMI改定値・8月米ISM製造業景況指数・7月米建設支出が軒並み予想を上振れると、米長期金利の上昇とともに、ドル円は146.29円まで反発。