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パウエルFRB議長年2回利上げ発言でドル円143円台。

【6/22相場概況】

東京・欧州時間、ドル円は141円台後半で揉み合い。NY時間、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となると141.78円前後まで下押し。ボウマンFRB理事が「インフレ抑制のために追加利上げが必要」「インフレの水準はなお容認できないほど高い」との発言。パウエルFRB議長が「今年あと2回の利上げが適切となるだろう」との発言で、米金融引締長期化が意識され、5月米中古住宅販売件数が予想を上振れると、ドル円は143.22円まで上昇。

【6/23相場観】

ドル円堅調。パウエルFRB議長の「今年あと2回の利上げ」で勢いづくと143円台へ突入。ここから、気になるのが、本邦当局の円安牽制発言や円買い介入である。「急激な変動」がどのレベルなのかは難しい判断だが、昨年9/22の介入レベルが145円前後なので、念のため警戒したい。
 
日足一目均衡表では「三役好転」継続。昨日気になっていた転換線と基準線の接近だが、転換線が140.56-141.11-141.11、基準線が139.33-140.25-140.32と数ポイント縮小。接近・逆転というレベルではないが、引き続きチェックしていきたい。昨日の高値143.22は151.94-127.21の下落に対し61.38%(142.49)を突破し、さらに大台である143円を超えてきた。今のところ達成感はないので、円安牽制発言がでなければ144円台が視野に入る
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
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20230623執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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