ドル円堅調。パウエルFRB議長の「今年あと2回の利上げ」で勢いづくと143円台へ突入。ここから、気になるのが、本邦当局の円安牽制発言や円買い介入である。「急激な変動」がどのレベルなのかは難しい判断だが、昨年9/22の介入レベルが145円前後なので、念のため警戒したい。
日足一目均衡表では「三役好転」継続。昨日気になっていた転換線と基準線の接近だが、転換線が140.56-141.11-141.11、基準線が139.33-140.25-140.32と数ポイント縮小。接近・逆転というレベルではないが、引き続きチェックしていきたい。昨日の高値143.22は151.94-127.21の下落に対し61.38%(142.49)を突破し、さらに大台である143円を超えてきた。今のところ達成感はないので、円安牽制発言がでなければ144円台が視野に入る。
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20230623執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保