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米感謝祭翌日で米株式・債券が短縮取引となる中、ドル円は小動き。


【11/24相場概況】

東京時間、ドル円は、祝日明け実質5・10日(ゴトー日)における本邦実需勢のドル買い観測で、前日高値149.69円を上抜けて149.71円まで上昇。その後は、本邦輸出企業のドル売り観測で149.19円まで下落。欧州時間、ドル円は、クロス円の上昇を受け買いが入ったが、対欧州・オセアニア通貨でドル売り先行し、方向感なく149円台半ばで推移。NY時間、米感謝祭翌日で米株式・債券・商品市場が短縮取引となる実質休場で、ドル円は149円台半ばで小動き。

【11/27相場観】

先週のドル円は、明確な要因とは言い難い「ポジション調整」で147.15円まで下落した後、149円台後半まで買い戻されるという激しい展開となった。147円割れの暴落がなかった事を考えると、売り手の買戻しや、日米金利差による買い意欲はまだまだ強いとみる。150円を超えると、政府・日銀による円買い介入警戒感は出そうだが、米国勢が連休明け、上下どちらに仕掛けてくるのかで流れが出てきそうだ。
 
日足一目均衡表では、先週「三役好転」が解消し「三役逆転」に転換する流れとなったが、雲の下限割れを回避し、更には雲上限を突破する反発で好転。しかし、転換線<基準線で逆転。遅行線は26期間前チャート前後で推移。三役好転解消中で、明確な方向感は出ていない。12/29-1/2に雲のネジレが発生しており要警戒。

11/21のドル円147.15円が押し目と仮定し上値目途を再計算。計算値は、A=127.21-137.91-129.63・B=129.63-145.07-137.23・C=137.23-151.90-147.15・D=151.90-147.15。戻り高値が11/22の149.74円で、Dの50%(149.52円)レベルとなっており、150円台回復となれば上昇に勢いがつきそうである。

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20231127執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


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