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FRBによる利上げ停止観測で、ドル円は130.31円と安値更新。

【3/23相場概況】

東京時間、ドル円は131.36円で始まると、早朝のFOMCの結果を受け、利上げ期待が後退し前日からのドル売りの流れで、130.41円まで下落。欧州時間、新規材料が乏しい中、米10年債利回りの上昇を受け、ドル買いが先行。NY時間、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となると、一時131.66円まで上昇。しかし、買い一巡後は、FRBによる利上げ停止が近いとの観測が高まりドル売りが先行。上昇したNYダウ平均が下げに転じると、リスク回避の円買い・ドル売りとなり、ドル円は130.31円まで下落。

【3/24相場観】

目新しい材料がない中、FRBによる利上げ停止観測で軟調。130.31円と2月10日以来の安値更新。底割れこそしていないが、買い上がる雰囲気もない。週末のポジション調整に注意したい。
 
日足一目均衡表では、「三役逆転」となり強い売りシグナル発生中。連続陰線で雲下限を割り込んだ。雲のネジレが3/31前後に発生して変化日とみていたが、26期間後の雲上限下限が接近し、新たなネジレが発生しそうである。ネジレが頻繁に発生する相場は、通常もみ合い相場の可能性が高い。ただ、最近のドル円のボラティリティーを考えると、ちょっとした要因で急反発・急暴落になるので、逆張りには注意が必要。
 
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20230324執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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