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SVB買収合意で金融システム不安後退。ドル円は4営業日振りに反発。

【3/27相場概況】

東京時間、ドル円は130.51円で始まると、本邦勢は買いで参入し一時131.15円まで上昇。その後、時間外の米10年債利回りの低下を受け130.49円まで下落となるが、米10年債利回りが上昇に転じるとドル円は131円台を回復。欧州時間、欧米株価指数の上昇を受け、リスク・オンの円売り・ドル買いなどで、ドル円は131.37円まで上昇。NY時間、「米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズは経営破綻したSVB(シリコンバレー銀行)を買収することで合意」とのニュースを受け、金融システム不安に対する警戒感が後退。リスク回避の流れが変化し、ドル円は131.75円まで上昇。

【3/28相場観】

一旦、金融システム不安が後退。しかし、不安心理というのは、何時再燃しかねないので要警戒。目先大きく注目される米経済指標がないので、米国の金利動向に左右されそう。
 
テクニカル的には、3/24のローソク足が、長めの下髭で、4営業日振りの反発。日足一目均衡表で「三役逆転」継続。雲下限が131.95円なので、最低でも132円を一気に上抜けなければ、3/24の安値129.63円が底との判断がつかない。フィボナッチで計測すると137.91円-129.63円の下落に対し23.6%(131.58円)戻しまで到達。上値のポイントとしては一目均衡の基準線・フィボナッチ50%戻しが重複している133.77円あたりか。
 
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前回分はこちら

20230328執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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