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NY連銀製造業景気指数予想上振れ、ドル円134.57円まで上昇。

【4/17相場概況】

東京時間、ドル円は朝方133.70円まで下押しとなるが、本邦実需の買い観測で134円台を回復。4/12の高値134.04円を上抜けると134.22円まで上昇。その後は、対欧州通貨でドル売りとなり、ドル円は133.80円台まで下押し。欧州時間、ドル円は134円を挟む小動き。NY時間、4月米NY連銀製造業景気指数が10.8(予想の▲18.0)と予想を大きく上振れ、4月NAHB住宅市場指数が45(予想44)と予想を上振れると、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。ドル円は134.57円と3月15日以来約1カ月ぶりの高値を更新。

【4/18相場観】

ドル円は、目新しい材料がない中、じりじりと上値を更新し、NY連銀製造業景気指数の上振れで135.57円まで上昇。5/2-3のFOMCで0.25%利上げの確率が高まっている。4/27-28の日銀金融政策決定会合においても植田総裁のもと量的緩和が継続されるとの見方で、日米金利差を背景に上げ相場独特の動き方である。ここは、浅めのストップロスを設定しての買い戦略が有効とみる。
 
日足一目均衡表で見ると、昨日134.05を上抜けた時点で、①転換線>基準線となり好転。135.57円まで上昇し、③雲上限134.47円を上抜け好転。②遅行線が26期間前チャートとクロスしており、本日134.90円を上抜けると好転となり、「三役好転」と強い買いシグナルとなる。フィボナッチで計測すると、節目が134.74円(137.91-129.63の61.8%・129.63-133.75-130.62からの上値拡張100%)となっており、ここを上抜けるともう一段の上昇があるとみる。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
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20230418執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


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