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ドル円、4日続伸。日米金融政策差意識し133.80円まで上昇。

【4/11相場概況】

東京時間、ドル円は133.58円で始まると、利食いが先行し133.25円まで下押し。しかし、仲値では実需の買い観測で133.69円まで買い戻された。欧州時間、イースターマンデー明けの欧州勢は、欧州株の上昇を受けユーロ買い・ドル売りで参入。ドル円は132.97円まで下押しとなるが、売り一巡後は買戻しが先行。NY時間、米10年債利回りの上昇や日銀の政策修正観測の後退からドル円は買いが先行。NYダウ平均の上昇も支援材料となり、ドル円は133.80円まで上昇。

【4/12相場観】

昨日は目新しい材料はなく、連休明けの欧州勢は、ユーロドル買いで参入。ユーロ買い・ドル売りとなった事で、ドル円は133円を割り込むが、底堅い展開で133円台を死守。前日高値133.87円越えとはならなかったが堅調。本日の米CPIは、前年同月比で前回6.0%に対し予想は5.2%と低下予想。注目のCPIだが、今の流れだと発表数値に順当にドル円が反応しないのではないかと予測する。ここは、固定概念を持たず、流れにのるのが得策ではないか。
 
テクニカル的にみると、前々から解説しているが133.70円前後が重複ポイント(127.21円-137.91円-129.63円からの上値拡張38.2%133.71円、137.91円-129.63円の戻り50%133.77円、一目均衡表の基準線133.77円)となっており、ここを維持し上抜けると上昇トレンド復活とみる。また、一目均衡表で5/3に雲のネジレ(変化日)が発生しており、ここがGW中にはなるが、今年4回目のFOMCと重なるので要警戒。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら

20230412執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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