昨日は、東京時間147.87円と年初来高値更新となるが、政府・日銀による円買い介入警戒感などもあり、追随する動きは出なかった。先程、鈴木財務相が「過度な変動にはあらゆる選択肢を排除せず対応」などと、円安牽制発言があり、ドル円は146.58円まで急落。現在は147円台に回復し落ち着いた感じである。来週9/13の米CPIが正念場となりそうだが、本日は週末という事でポジション調整のドル円売りにも気を付けたい。
日足一目均衡表では、「三役好転」継続で上昇トレンド中。日足ベースでの流れに大きな変化はない。雲が薄く「売り買いが拮抗」状態なので瞬間的な動きに惑わされないようにしたい。
本日もフィボナッチで下落目途を計測。直近のポイントはC波形(147.81円-137.23)で、下押し23.6%の145.35円を割り込むと勢いが出る可能性がある。下割れの目途は38.2%の143.76円・50.0%の142.52円・61.8%の141.27円。
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20230908執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保