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米GDP下振れで下落となるが、米コアPCE上振れで、ドル円反発。

【4/27相場概況】

東京時間、ドル円は133.66円で始まると、早朝133.40円まで下押しとなるが、仲値の買い観測などで133.77円まで上昇。欧州時間、米10年債利回りの上昇を受け133.94円まで上昇。NY時間、1-3月期米GDP(速報値)が前期比で予想下振れとなり、ドル円は133.19円まで下落。その後、1-3月期米コアPCEが前期比で予想上振れとなると、ドル円は134円を突破し134.19円まで上昇。しかし、3月米住宅販売保留指数が予想下振れとなると、ドル買いの勢いが後退し、133.96円でクローズをむかえた。

【4/28相場観】

コアPCEはFRBが、物価の目安として重要視する指標となっており、米国のインフレは高止まり傾向といったところか。昨日から本日にかけ、植田日銀総裁最初の日銀金融政策決定会合が行われているが、マーケットのコンセンサスは金融政策据え置き。また5/3のFOMCでは、利上げとの見方が多く、日米金利差を考えるとFOMCの政策金利発表までは、ドル円は底堅く上昇傾向とみていいのではないか。ただ、サプライズ発表とは予想していない時に発生するものであり、突発的な動きには警戒したい。
 
日足一目均衡表でみると、本日雲上限が133.07円となっており、「三役好転」で強い買いシグナル発生中。5/3に雲のネジレ(変化日)があるので要警戒。昨日の反発で、4/26の安値133.01円が目先の安値となったのではないかとみる。レベル的には129.63円-135.13円に対する押し38.2%(133.02円)。
日銀金融政策決定会合の結果が出て、植田総裁の記者会見終了までは、レンジを超える動きはないのではないか。

 
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20230428執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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