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ドル円3日続伸、4月米ISM製造業景気指数上振れ137円台。

【5/1相場概況】

東京時間、ドル円は堅調。先週末の日銀金融政策決定会合で大規模金融緩和政策が当面継続するとの見方が週明けも継続、ドル円は3/10以来の高値136.97円まで上昇。欧州時間、メイデーで多くの欧州市場が休場ということもあり、ドル円は136円台後半で小動き。NY時間、4月米ISM製造業景気指数が47.1と予想46.7を上振れると、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。ドル円は137.00円を超えると、一時3/8以来の高値137.54円まで上昇。

【5/2相場観】

メイデーで欧州市場の多くが休場で、若干マーケットが薄かったのか、ドル円は堅調。また、最近の米経済指標が強いことから、米国の利上げが6月まで続くとの予想も出始めている。日米金融政策差を考えると、買われやい環境とみる。日本は明日からGW後半となるが、FOMCや米国雇用統計を控え、波乱が予想される。
 
テクニカル的にみると、200SMA(単純移動平均線)が137円前後となっており、ここを上抜けたのは買い方にかなり有利になった。日足一目均衡表では「三役好転」継続。また、5/3に雲のネジレが発生しているが、その後、先行する雲はもみ合いながら6/2に乖離を見せている。これは5・6月が、売りと買いが拮抗していて、上下どちらに振れてもおかしくない状況とみる。トレンドの急変には警戒したい。
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20230502執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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