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米消費者信頼感指数予想下振、米株下落でスク回避の円買い先行。

【4/25相場概況】

東京時間、ドル円は、134.23円で始まると、ファーストリパブリック銀行が決算発表で預金額の大幅減少を明らかにしたことで、米長期金利が昨日引けにかけて低下し、リスク回避の円買いで133.96円まで下落。その後は、5・10日(ゴトー日)の本邦実需勢による買い観測で、134.36円まで上昇。欧州時間、ドル円は134.48円まで買われるが、その後は134円台前半で小動き。NY時間、4月米消費者信頼感指数や4月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を下振れると、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。米国株の下落に伴うリスク回避の円買いも入り、ドル円は133.36円まで下落。

【4/26相場観】

4月米消費者信頼感指数や4月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想下振となったが、このレベルでは、5/3のFOMCでの利上げを止める材料にはならないとみる。昨日の動きは「調整」と考えるのが妥当か。週末の日銀金融政策決定会合を控え小動きではあるが、ここ数日の植田日銀総裁のハト派発言から、政策変更はなさそうだ。
 
日足一目均衡表でみると、雲に再突入し「三役好転」が解消。中期的な流れで見ると、昨年10/21の高値151.94円からの下落基調が、今年1/16に127.21円の安値を付け4か月上昇傾向となっていたが、3/8の高値137.91円が200日単純移動平均線(SMA)で抑えられ、上値が重くなっているように見える。5/3の雲のネジレ(変化日)がFOMCと重なっており、ここが夏場にかけてのターニングポイントになると予測する。
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20230426執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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