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ドル円、FOMC控え調整ながら148円狙う動き。


【9/19相場概況】

東京時間、ドル円は、朝方147.50円まで下押しとなるが、その後は仲値で、本邦実需勢の買い観測などで147.89円まで上昇。欧州時間、ドル円は147.70円を挟み揉みあい。NY時間、米10年債利回りが一時4.3667%と2007年11月以来の高水準を記録するとドル円は一時147.92円まで上昇。

【9/20相場観】

米10年債利回りは高水準。FOMC前にドル円は148円を狙っている雰囲気である。本日のFOMC(日本時間27:30)では政策金利据置がコンセンサスとなっており、声明文やパウエルFRB議長発言も、今後の金融政策に対してはタカ派との観測が多いようだ。過去20年を振り返ると、米国の利上げ政策の終了が2000年・2006年・2018年の3回で、利下げ政策転換までのタイムラグは平均8か月である。仮に日銀がマイナス金利を解除したところで、半年は日米金利差が意識されるのではないか。急激な上昇の場合、円買い介入を警戒しなくてはいけないが、円安の流れはまだ継続しそうだ。
 
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。今のところ、各補助線に変化の兆しはない。連続して確認することで、違和感を見つけることが流れを見逃さないポイントと考える。
 
上昇基調継続とみるので4時間足のフィボナッチエクスパンションで上値目途を計測。148円を抜けた後の上値目標は、148.08円(B61.8%)・148.15円(A61.8%)・148.44(B100.0%)・148.86円(A100.0%)。

情報・目標値段など、随時X(旧Twitter)で公開。
前回分はこちら
20230920執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


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