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ドル円5営業日振りに反落。7月米PMIは、まちまちな結果。


【7/24相場概況】

ドル円は141.55円で始まると、東京時間、月末の本邦輸出企業による売り観測などで141.35円まで下押しとなるが、日経平均の堅調や時間外の米10年債利回りの上昇を受け141.60円前後まで買い戻された。欧州時間、仏・独・ユーロ圏のPMIが予想を下振れ、ユーロ円の下落などにつられ、ドル円は141.23円まで下落。NY時間、7月の米サービス部門・総合PMI速報値が予想を下振れると、ドル円は140.73円まで下落。しかし、7月米製造業PMI速報値が予想を上振れた事で下値は限定的となった。その後、米10年債利回りが上昇に転じると、ドル円は買戻しが先行し141.47円でクローズをむかえた。

【7/25相場観】

ドル円は、5日振りに反落。昨日は流れを変える程の材料はなく小動き。いよいよFOMC(7/26)・ECB(7/27)・日銀金融政策決定会合)(7/28)と金融政策発表である。今後の経済の流れに影響を与えるイベントとなりそう。予測は立てるが、過信せずに流れに乗る方が得とみる。何が起こるか結果はわからないので、事前のポジションは軽めにしておく事をおすすめする。
 
日足一目均衡表でみると、①転換線<基準線→逆転・②遅行線=26期間前ローソク→逆転解消・③ローソク足>雲→好転。明確なトレンドは無。8/29に雲のネジレ(変化日)発生。今年のジャクソンホール会議が8月末予定とのことなので、その辺とネジレが被りそう。反発をフィボナッチで計測すると、145.07円-137.23円の下落に対し61.8%(142.17円)レベルまで反発後、調整といったところか。調整が浅く感じるので、押し目の買い意欲が強いのかもしれない。
 
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20230725執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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