ドル円は強い。日銀の連続指値オペということは、日本の長期金利上昇を抑制。つまりは金融緩和姿勢が強いということで、円キャリー中心にクロス円が上昇。今朝方、フィッチ・レーティングスが米国の格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げたことで、日経平均が下落し、ドル円も142円台後半で反落となっているが、一時的とみる。問題は、ここからドル円買いでついていけるかである。どこかで、天井を付けるにしても目先は上昇基調となっているので、トレーリングストップなどを浅めに入れるかサイズを落として買いで参戦という戦略か。
日足一目均衡表でみると、昨日クローズ時点で遅行線と26期間前チャートがクロスし、逆転が解消となったが今朝方の下げで再度逆転、本日144.61円以上まで上昇すると好転。転換線と基準線が接近中で、本日144.241円以上で好転。本日中だと144.61円以上になると「三役好転」となる。日足ベースでは上昇基調復活とみる。
昨日の高値143.54円は、129.63円-145.07円-137.23円からの上値拡張38.2%(143.12円)
突破のレベルである。フィボナッチ計測上、次の上値目標が137.23円-141.95円-138.05円からの上値拡張61.8%(145.68円)となっており、その手前の6/30高値145.07円が視野に入ってきた。
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20230802執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保