ドル円は昨年9/22の円買い介入レベル145.90円に迫る145.86円まで上昇。久しぶりに鈴木財務相の円安牽制発言が出た。しかし、先々月6/30の高値145.07円を付けた近辺では、毎日のように円安牽制発言があったが、当時のトーンと比べると緊張感は感じられない。146円台に到達するのは時間の問題と予測する。今後の注目イベントは、8/24-26のジャクソンホール会議である。そこで、パウエルFRB議長がどのような発言をするかで、今後の流れが決まりそう。
日足一目均衡表でみると、「三役好転」継続。転換線に続いて基準線も雲上限を突破しそうな勢いがあり、強い買いトレンド継続とみる。懸念としては、昨日の足が、「十字線」となっており転換の可能性もある。今後のチャート波形に注意したい。
フィボナッチで上昇波形を計測すると、この後の上値目途は、146.77円(129.63円-145.07円-137.23円からの上値拡張61.8%)・146.94円(127.21円-137.91円-129.63円からの上値拡張161.8%)・147.33円(138.05円-143.88円-141.50円からの上値拡張100%)。新値更新となるので、急落への対処も計算に入れておきたい。
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20230816執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保