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米金利先安観が広がり、ドル円は一時146.67円まで下落。


【11/29相場概況】

東京時間、ドル円は米金利先安観を背景にしたドル売りの流れが先行し、一時146.67円まで下落。売り一巡後、日経平均が下げ幅を縮小したことなどを受けドル円は147.30円台まで買い戻された。欧州時間、ドル円は買戻しが先行。NY時間、7-9月期米国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比5.2%と速報値の4.9%から上方修正され、予想の5.0%を上回ると、ドル円は147.90円まで上昇。しかし、個人消費が3.6%と予想の4.0%を下回り、コア個人消費支出(PCE)指数が2.3%と予想の2.4%を下回ったことなどで、ドル円は147.07円まで下落。

【11/30相場観】

パウエルFRB議長の金融政策に対するスタンスが、データ重視となっているので、米金利先安観が広がる中、米経済指標に神経質に反応。今夜(日本時間22:30)発表の10月米PCEデフレーターに注目。マーケットのセンチメントが下向きなので、弱い数値になった場合は過剰に反応するかもしれない。
 
日足一目均衡表では、2日連続の「三役逆転」(強い売りシグナル発生)。転換線と基準線が右肩下がりで拡大中。雲は目先切り上がっているので、トレンドは下向きと判断したい。

ドル円の下値目途計測(AB=フィボナッチリトレースメント・C=フィボナッチエクスパンション・※ダブルトップ)を更新。目先の下値目標は①146.46(ダブルトップ倍下落)②146.29(B38.2%)③146.07(A23.6%)。大きな節目として145円前後のレベルまで下落してもおかしくないのではないか。

情報・目標値段など、随時X(旧Twitter)で公開。
前回分はこちら
20231130 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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