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6月米小売売上高予想下振、植田日銀総裁発言でドル円反発。


【7/18相場概況】

ドル円は138.70円で始まると、東京時間、日経平均の上昇を受け138.92円まで上昇となるが、その後、日経平均が失速すると、138.32円まで反落。欧州時間、ドル円は138円台前半でもみ合い。NY時間、6月米小売売上高が予想を下振れると、米10年債利回りの低下とともにドル円は137.67円まで下落。その後、G20で植田日銀総裁が「持続的、安定的な2%のインフレ達成にはまだ距離がある」と発言すると、日銀の金融政策変更観測が後退しドル円は139.13円まで反発。

【7/19相場観】

米小売売上高が予想下振れ、最近の米経済指標が、若干弱い感じがするが、ドル円が強く売り込まれる感じではない。そこに植田総裁発言である。7/27-28の日銀金融政策決定会合で、金融政策変更との観測が後退。当日までわからないが、日銀が金融政策現状維持となれば、かなりの巻き返しによる反発があるのではないか。
 
日足一目均衡表でみると、雲突入を回避。しかし、雲上限が右肩上がりなので、横ばいで推移した場合、雲の中に突入で、好転が解消。反発をフィボナッチで計測すると、145.07円-137.23円の下落に対し38.2%(140.22円)・50.0%(141.15円)を超える動きが出なければ「押し目」と判断はできない。
ここで、仕掛けるとしたら、200SMA(200日単純移動平均線)の137円レベルに売りのストップロスを入れて買いで攻めてみたい。

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前回分はこちら
20230719執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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