先週末は、日銀の金融緩和修正観測で137.23円まで下落後、7月米消費者態度指数(ミシガン大)の予想上振れで一時139円台まで反発。昨日は、日銀の金融緩和修正観測の中、イエレン米財務長官の強気発言などもあり、ドル円は底堅く推移。FOMC(7/25-26)・日銀金融政策決定会合(7/27-28)までは、難しい局面が続きそうだ。
日足一目均衡表でみると、先週末、雲上限を割り込み、「三役逆転」に向かうかに見えたが、200日単純移動平均線(SMA)手前で、下げ止まり反発。現在値は雲の上に位置するが、雲は右肩上がりとなっており、完全に上抜けたとは言えない状況である。フィボナッチで計測すると、現在のレベルは145.07円-137.23円の下落に対し、23.6%(139.06円)を上抜けたレベルである。上昇トレンド復活とするならば、ここから38.2%(140.22円)・50.0%(141.15円)を超えていく動きが必要。来週の日米金融政策発表を控え、今週は大きくレンジブレイクする可能性は低いとみる。
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20230718執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保