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1月米小売売上高などが予想を上回り、ドル円は134.35円まで上昇。

【2/15相場概況】


東京時間、ドル円は本邦輸出企業の売り観測で131.54円まで下押しとなるが、その後は133円台まで買い戻された。欧州時間、ドル円は、米利上げ観測が高まる中、前日の高値133.31円を上抜け133.48円まで上昇。NY時間、1月米小売売上高や2月米NY連銀製造業景気指数、2月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数が予想を上振れると、ドル円は、米10年債利回りの上昇とともに134.35円まで上昇。

【2/16相場観】


FRBの金融引締め長期化と日銀の量的緩和継続の思惑の中、米小売売上高などが予想を上振れ、ドル円は134円台まで上昇。その後134円を挟む攻防となったが、買い方優勢の雰囲気であった。大きな踏み上げ(売り手の損決済)が出るまで、もう一段の高値がありそう。
 
日足一目均衡表でみてみると、雲下限を上抜け、雲の中央まで突入となっている。また遅行線も完全に26期間前チャートを上抜き「好転」。転換線が基準線を上回って「好転」となっている事から、雲上限138.65円を上抜くと「三役好転」となる。雲は右肩下がりに推移しているので、「三役好転」も近づいているようにみえる。長期トレンドを判断する200SMA(単純移動平均線)が136.88円となっており、上抜けると完全に上昇トレンド復活と言えそうだ。
  
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20230216 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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