米国債格下げによるリスク・オフの円買い、ドル円は142円台へ。
【8/3相場概況】
【8/4相場観】
フィッチの米国債格下げの影響が拡大し、リスク・オフの流れとなった。「AAA」から「AA+」に格下げとなった事で、政府系ファンドなどは、資産構成から自動的に切り替えがおこなわれる事から影響が波及。当初ドル円は反応が薄かったのだが、株式市況の急落からリスク・オフの円買いとなり、引っ張られた感じである。現時点では日経平均も落ち着いたので、今夜の米国雇用統計に意識が移る。8/2のADPは予想上振れとなったが、米国雇用統計とは乖離することも多く、発表が出るまでわからない。今のところの買い方針に変更はないが、発表後の流れを見て買い場探しというところか。
日足一目均衡表でみると、昨日の下落で、一度雲に突入後反発し、好転解消を回避。転換線と基準線が接近しており、本日144.241円以上上昇すると、転換線>基準線で好転となる。また、本日そこまで上昇しなくても、1営業日経過し月曜時点では143.911円で好転となる。日足一目均衡表のみで考えると、上昇したがっているように見える。
昨日、急落したことで、リスクシナリオのチャートを更新。深下げはないと予測しているが、141円台半ばから140円台半ばまでの目途は計測してあるので、急落時には焦らずポイントを探りたい。
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20230804執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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