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対欧州通貨でドル買い先行・米長期金利上昇でドル円147円台回復。


【9/12相場概況】

東京時間、ドル円は、本邦実需の買い観測で146.80円まで上昇。午後には日本の5年債入札を無難に通過、新発10年物国債利回りが上昇幅を縮めるとドル円は146.90円まで上昇。欧州時間、対欧州通貨を中心にドルが底堅く推移する中、米10年債利回りが上昇に転じると、ドル円は、147円を上抜け147.23円まで上昇。NY時間、米10年債利回りが再び低下に転じるとドル円は伸び悩みながらも147円台前半で小動き。

【9/13相場観】

ニュースでは大きく取り上げられなかったが、自民・世耕氏が植田日銀総裁インタビューに関し、緩和継続する趣旨と理解との報道が、ドル円のセンチメントを円安に変えたのかもしれない。植田日銀総裁の本音はわからないが、日銀と政府の連携が不安になる。今夜の米国CPI前に、147円台を回復となると、予想が強めなので、大幅上振れとなれば、148円台の可能性もでてきた。
 
日足一目均衡表では、「三役好転」継続で上昇トレンド中。転換線と基準線が昨日より接近。本日は雲のネジレである。雲のネジレは、売り買いが拮抗していて、「変化日」と言われている。トレンドの転換・加速になるかもしれない。
 
フィボナッチで上値目途を計測。C派(137.23-147.37-144.43)の上値拡張38.2%が148.30円・61.8%が150.69円となる。148円を突破となると、その後の目標価格がないので、大きく上に上昇となる可能性がある。
情報・目標値段など、随時X(旧Twitter)で公開。
前回分はこちら
20230913執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


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