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FOMC、政策金利据置。パウエルFRB議長利下げ否定。


【5/1相場概況】

東京時間、ドル円は157円台後半で小動き。欧州時間、ドル円は157.98円の高値を付けるがFOMCを控え、その後は157円台後半で推移。NY時間、4月ADP全米雇用報告は予想上振れとなるが、反応は限定的。4月米ISM製造業景況指数・3月JOLTS(米雇用動態調査求人件数)が予想下振れとなると、ドル円は157.39円まで下押し。
FOMCは、市場予想通りFFレートの誘導目標を5.25-5.50%に据置。声明では「ここ数カ月、物価上昇率2%の目標達成に向けて進展していない」とし、利下げの開始時期が遅くなる可能性を示唆。また、QT(国債の保有額を圧縮する量的引き締め)のペースを6月から減速することを決めた。
パウエルFRB議長は記者会見で「インフレは依然として高すぎる」「利下げの確信を得るには想定より時間がかかる見通し」と発言。また、「次の行動が利上げになる可能性は低い」と利上げの可能性を否定。米10年債利回りの低下とともに、ドル円は157.00円まで下落。5時過ぎに、断続的に円買い・ドル売りのフローが観測されると、政府・日銀による円買い介入との観測が高まり、ドル円は一時152.99円まで急落。

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