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ブラード米セントルイス連銀総裁タカ派発言でドル円堅調。

【5/22相場概況】

東京時間、ドル円は137.95円で始まると、時間外の米10年債が低下し一時137.49円まで下押しとなるが、日経平均株価が1990年7月以来、約33年ぶりに3万1000円台を回復する堅調ぶりや米長期金利が低下幅を縮小させると、138円台を回復。欧州時間、米債務上限問題の行方を見極めたいとのムードが強く、ドル円は137円台後半で推移。NY時間、ブラード米セントルイス連銀総裁が「年内に政策金利をさらに0.50%引き上げる必要があるかも知れない」と述べるとドル円は138.66円まで上昇。その後、米国防総省(ペンタゴン)近くで大規模爆発とのニュースが流れると、リスク回避の円買いでドル円は137.98円まで下落。しかし、フェイクニュースだったことがわかるとドル円は買戻しが先行。米10年債利回りの上昇もあり、ドル円は138.68円まで上昇。

【5/23相場観】

ドル円堅調継続。日経平均が異常に堅調。外資の買いとも言われているようだが、ドル円の上げ要因にもなっている。ペンタゴンのフェイクニュースは、ヒヤッとしたが戻りも早かった。現在のマーケットの焦点は米債務上限問題だが、イエレン米財務長官はリミットが6/1と言われており、最悪のケースも想定しておく必要がありそうだ。
 
日足一目均衡表は「三役好転」継続で、上昇基調に変化無。現在値が200日SMA(単純移動平均線)の上で推移しており、重かった200日SMAがサポートになっているのではないか。執筆時間の高値が5/18の高値を更新して138.80目で上昇。151.94円-127.21円の50%戻し139.54円が意識される。

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20230523執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


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