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米GDPコアPCE改定値予想上振、ドル円は一時135円台まで上昇。

【2/23相場概況】


東京時間、ドル円は天皇誕生日で祝日休場のため134円台後半で小動き。欧州時間、ドル円は134円台後半で膠着。NY時間、10-12月期米国内総生産(GDP)改定値が前期比年率2.7%と予想の2.9%を下振れたが、コアPCE改定値が4.3%と予想の3.9%を上振れドル円が先行。前週分の米新規失業保険申請件数が19.2万件と予想の20.0万件から改善されたこともあり、一時135.36円と昨年12月20日以来約2カ月ぶりの高値を付けた。その後、米長期金利の低下を受け134.48円まで下落。

【2/24相場観】


昨日は、アジア・欧州時間は動意薄だったが、NY時間、コアPCE改定値の予想上振れをきっかけにドル円は2/21の高値135.22円を上抜け135.36円まで上昇。しかし、135円台を維持できず失速。実需売りなどもあるとは思われるが、下値も堅そう。本日午前中、植田次期日銀総裁候補の所信聴取と質疑応答が予定されているが、金融緩和の修正発言などのサプライズには警戒。
 
テクニカル的に日足でみると、200SMA(単純移動平均線)が一目均衡表の雲を上抜けた。一目均衡表の雲は右肩下がりで、転換線・基準線は上昇。週明けの雲上限が134.84円と切り下がっていることから、暴落がない限り、週明けは「三役好転」(強い買いシグナル発生)となる。26期間後の雲が収縮しており、今の上昇が継続されれば、雲のネジレ(変化日)が発生する。目先は上昇基調継続と予測する。
 
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20230224 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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