ドイツ@Sars-CoV-2 コロナウィルスアップデート(29) 2020/4/7(和訳)

話 ベルリンシャリテ ウィルス学教授、クリスティアン・ドロステン
聞き手 コリーナ・ヘニッヒ

2020/4/7

—————————————————

もう少しで、外国からの帰国者を対象にした隔離が義務付けられます。 抗体証明が、職場復帰の条件になる、というシナリオも考えられていますが、そこまで抗体検査はできるのでしょうか。 今日も、ウィルス学教授、クリスティアン・ドロステン氏にお話を伺います。聞き手は、コリーナ・ヘニッヒです。

今日は、ドイツ国内の抗体状態を調査するプロジェクトについて。 そして、どのくらいのPCR検査が可能であるか。 下水処理についても触れたいと思います。
多くの人にとって、新しい感染者数の確認から1日が始まると思うのですが、検査されていない、未確認の感染者数もかなり多い、ということもわかってはいるものの、情報ソースによって、かなり発表数にばらつきがあります。 ロベルト・コッホ感染研究所の発表数は、各州からのデジタル登録数の合計で、若干の時差はあるため、メディアでは、ボルティモアのジョンズ・ホプキンス大学の数を採用することが多いようです。 ここも、情報源は様々だといいます。 どのくらいの信憑性をこれらの統計にはありますか。

ジョンズ・ホプキンス大学は、学術研究のための集計で、どこの情報源から統計をとってるのかの詳細は、、、私にはわかりません。 ここで発表される数は、常に公の発表数よりも多いのですが、その理由を公的機関も確認しているかどうか。 ちなみに、これはドイツの数に限ったことだけではありません。 先週、ロベルト・コッホ研究所に対する、批判を聞いたのですが、とてもフェアじゃない批判だったので気の毒に思います。 国の公的機関から発表される数はいつも、ジョンズ・ホプキンス大学の数よりも少ないのですが、これは、ジョンズ・ホプキンス大学は様々な情報源から数を集めるために、全てを確認しているわけではないのです。 新聞からとか、、各国のチームが、ニュースやメディアなどの数の累計で出しますので、、2度加算されたり、、ということもおこります。 公な発表の数と大きく違いがないように、その後で、勿論修正はされますが、、、ジョンズ・ホプキンス大学の数字は、ざっくりとした目安、という位置付けです。 ジョンズ・ホプキンス大学のサイトでは、様々な視点から分析された統計をみることができますので、実際の数と2〜3%多かったとしても、傾向はわかります。  しかし、疫学的な分析には、公的機関の数、ドイツの場合は、ロベルト・コッホ研究所ですが、そこの数を使わなければいけません。 その数が、昨日、一昨日の数だとしても、それは重要ではありません。 重要なのは、正確な数なのかどうか、です。 ドイツ国内では、ロベルト・コッホ研究所が唯一、確かな情報源です。 この数字を元に、政治的な決断、そして、学術的な研究が行われます。

興味深い質問がリスナーから寄せられています。 感染が一番多く起こるところ、というのはどこなのでしょうか。今現在、外出制限なので、公共の行動範囲が狭まれていますが、、、 まだ、そのような分析にははやすぎますか。

うーん、、、たぶん、これは、まだ早すぎるのと、、、間違ったところをみている可能性はあります。 今現在は、接触制限をされているので、本当は、全く感染がおこらないはずですが、武漢でそうだったように、家庭内の感染がおこっています。 でも、これは、当たり前ですね。 このことから、普通の日常で、どこで一番感染するのか、、、という問いは、、、この普通の日常は、現在、ないわけです。 先ほど、間違ったところをみている。そして、早すぎる、と言った理由は、、、、今、ドイツは、エピデミックの初期の段階にいます。 この初期の段階には、感染状態が進み、感染ネットワークが確定してくる時期とは違ったメカニズムがあるのです。 例えば、、、学校で感染が起こりました。 このことだけではあまり大きな意味はありません。 まだこれだけでは、平均的に学校が全体の感染状態にどのような役割を果たすのか、ということもわかりません。 平均的にみて、学校が感染のネットワークのなかに入っている、ということはわからないわけです。 ですので、この段階では、学校という場所は、偶然的な位置付けです。 今、学校は閉鎖されているので、、、もし、学校が開いていたら、という話ですが。  ですから、このように、今の段階では、あるひとつの感染ケースをとって、そこから、全体の解決法に結びつけようとするのは困難で、現在の感染ケースは、それぞれ全て偶然に起こっている、とみるしかないのです。  今は、小石を一握りつかんで、地面に投げた、という感じです。 小石はランダムに散っていきますが、そこからは傾向などは見出せません。 そのためには、もう少し、平均値をとらなければいけません。 それをしているのが、疫学的なシュミレーションモデルです。いろんな種類のシナリオ、世界各国のデータ、感染状態が進んでいる国などの、、それを元に、平均値をだしながら、法則をみつけだしていくのです。

いまだに、検査、検査、検査、と言われていますが、無症状、またはかなりの軽症で自覚がないまま行動している感染者をみつけなければいけません。 検査数を拡大することは可能でしょうか? 今、どのような状態でしょうか。

今、新しい数がロベルト・コッホ感染研究所から発表されました。 カレンダーの11〜13週目、と14週目、最新のですね、その数が、1週間で、50万個〜70万個です。 おおよその数です。 正確な数は、ロベルト・コッホ感染研究所のサイトをみてください。

それでも、35万個、という先日の数よりは、多いですよね。

35万個、というのは、先週、先々週の数です。先週の予想では、50万個、という数字が出ていたのですが、実際には35万個でした。 これは、合計数がすぐには出ない場合も多いのと、、、数多くあるラボの累計ですから、すぐにでなかったりしますし、そのほかに、考えられることは、50万個を検査する体制は整っていたけれど、試薬がそこまで入荷されなかった、ということもあるでしょう。 PCRの試薬もそうですが、サンプルから、核酸をとりだす試薬、、この、ウィルスから遺伝子をとりだす過程も別な検査過程で、試薬が異なります、サンプル用の綿棒、、、なども、必要です。 これら全てを、購入しなければいけません。 ここでも、マスクと同じように、、ヨーロッパ全体で分け合わなければいけませんから。 ドイツは、かなり早くから必要個数を注文していました。そして、早い段階でかなりの数の検査をこなしてきたので、製造会社も、注文分をドイツに出荷できていました。 2月まではそうでした。 しかし、3月にはいって、他のヨーロッパ諸国でもエピデミックの状況が進んで試薬が必要になってきたので、、、全体的に足りなくなっているのです。 試薬の製造は、そこまで大幅に生産量を増やすことはできませんし、割合を多くすることもできません。 ですので、私のように、、、診断検査の分野の人間は、もっと検査をしなければいけない! ということに関しては、、 懐疑的です。 ラボ的には、可能でしょう。 シフトを組んだり、スタッフを増やしたり、、、しかし、いつか、手に入る試薬の数に限界がきます。 ここ1〜2週間、この限界をラボで実感しています。 2週間分を注文して、、もらえるのは3日分です。予測できなく、先がみえません。 同僚が、まるで、、その日暮らし、だ、と言っていましたが、全くその通りで、正確に(今の状況を)言い当てていると思います。 たとえ、政治的に推奨されていたとしても、検査数を増やせば良い、というものではないのです。 それよりも、、、集中的な検査方法に変えていく、というほうが大切です。 本当に、検査をする必要性がある場所。 これが、これから重要になっていくでしょう。 これから、接触制限が解かれた後に重要になってくる、3つの医療的な対策ポイントは、マスクの着用、検査の質の向上、感染ケースの調査と分析の対策、デジタルの対策の導入ですね。 検査数については、、、今後は、これ以上増えることはないかもしれません。 本当に必要なところでのみ検査する、という方向に

病院とかですか?

そうです。例えば、病院で。 病院では2つの重要な検査分野がありますね、ひとつは、勿論、患者です。 病理検査は重要です。 そして、医療関係者です。 スタッフに感染者はいないか。 そして、これからは、誰がすでに抗体を持っているか、ということを抗体検査で確認することも重要になってくるでしょう。 医療スタッフを確保し、守ることは大変大切です。 
一般的な検査として重要なのは、、病院に入院しなければいけない感染者の検査です。 わかりやすいように簡単な例で説明しますが、2人、感染の疑いがある人がいるとします。 この2人は、症状がでているために自宅で隔離されています。 20代の学生と、、、60代の会社員。 この場合、60代のほうがリスクがあり、確かな検査結果を必要とするでしょう。 それか、もし、20代のほうに、心臓疾患があったとしたら、こちらのほうを検査したほうがいいでしょうね。ハイリスク患者になりますから。 このように、検査を優先的に必要とするグループがあります。 この人たちは、感染1週間目でまだ軽症、、、1週間目はほとんど軽症です、、軽症なので、自宅隔離で大丈夫ですが、陽性が確認されたら、家庭医が2日おきに電話で確認をとります。 息はきちんとできていますか、と。

1週間後に、突然の症状の悪化があるからですね。

入院のタイミングが遅れるのを避けるためです。これは、大変重要です。 まだ、自宅隔離で大丈夫だと思っている人でも、実はもう、呼吸が困難になっていたりする。 熱も上がったり下がったり、で、ベットに横になりながらテレビをみているうちに、、、肺の症状は悪化していきます。もう、どうしようもなくなって病院に運ばれた時には、既に肺が浸潤している。すぐに次の日から集中治療です。

どのように検査がされるのか、だれが検査がされるのか、ということだけではなくて、コミュニケーション体制も重要になってきますね。ハンブルクでは、ホットラインにも繋がりづらい、、これは、州ごとに違うシチュエーションだとは思いますが、、、、検査を担当する医師もまずは、分類する体制を整えなければいけませんよね。

体制は整っていなければいけませんし、負担が大きい地域も多いことはわかっています。 特に大きな都市では。  
分類の大まかなところでは、、、学生が熱を出している。 今の時期だと、新型コロナだろう。 他の風邪の時期は終わっている。 たぶん、高確率で新型の感染だろう。 しかし、20代はじめだ。 では、とりあえず、自宅隔離。 60代だと、すぐに検査。 地域によっては、保健所のサービスで、コロナタクシーというものがあって、家まで来てサンプルをとってもらえます。そしてそのままラボに運ぶ。 陽性がでたら、そこから2日おきに電話で確認がある。 怪しいパラメーターがある場合は、例えば、熱が下がらない、とか、、、そういう場合には、即入院してもらう。 手遅れになる前に、です。 このような、細かいケアには手間がかかります。 そして、簡単には増やせません。 ロックダウン状態ではなく、感染が急激に増えている際には特に難しい。 ここで、大きな期待ができる手段が、デジタルでの管理です。 携帯のアプリですね。

もう既に、抗体を持っているひとの割合、まだ確認されていない割合ですが、それを把握するために行われる抗体検査、これには、シャリテも参加していますね。

数多くの大学病院が、このプロジェクトに参加していますが、、、今、ドイツ国内で、感染が浸透していっている最中です。 この追跡をしなければいけません。 どのくらいの割合が、すでに感染したのか。 ここで、すでに、というのは、この人たちには免疫ができている、と考えるからです。 抗体検査では、直接的には免疫ができているかどうかは検査できません。 免疫というのは、いくつかの免疫機能からつくられますから。 抗体、というのは、そのなかのひとつにすぎなく、細胞免疫反応、というものもあります。

その話題は、違う回でとりあげましたね。

抗体検査は、ひとつの手がかりとしては使えると思います。 ただし、抗体検査には弱点もあって、、抗体検査は、偽陽性の反応がでることも多い。 特に、普通の風邪コロナウィルスに感染した後に、です。 風邪の5〜15%は、この4種類あるコロナウィルスのなかの1つですから、このウィルスに感染して抗体がたくさんできていた場合、、、特に、1ヶ月前くらいに感染した場合には、免疫グロブリンMが反応して、偽陽性反応がでます。免疫グロブリンMとは、少し粘着力のある抗体の一種です。 エライザでテストした際に、陽性がでても、実は、新型コロナではなく、普通のコロナウィルスに1ヶ月前に感染していたから、ということはあるのです。 

先生の風邪も、治ってきていることと思いますが、、、例えば、これから4週間後くらいに抗体検査をしたとしたら、PCR検査で陰性でしたので、新型コロナに感染していないことは確実なのにもかかわらず、抗体検査で陽性がでる、ということもおこりうるのですね。

私の風邪は、先週でしたが、これが、普通の風邪コロナウィルスだったとしたら、、、今、抗体ができ始めている頃ですから、、かなりの確率で、偽陽性反応がでるでしょう。 Sars-cov-2の抗体検査で、Sars-cov-2に感染していないのにもかかわらず、これは可能です。  先月はまだインフルエンザも流行っていましたし、風邪コロナウィルスもありました。 ですので、免疫グロブリンMを持っている人の数は多いと思うのです。 
この、(普通のコロナウィルスの抗体)と、比較的にまだSars-cov-2の感染者が少ない、という2つの障害はあります。 先ほども言いましたが、今の段階は、エピデミックの中間地点ではなく、初期の段階ですので。 そして、その段階で、接触制限をした。 公表されている感染者数は多く感じられても、国民の割合でいうと、そこまで感染濃度が高いわけではないのです。 最近、メディアなのでも、広範囲で抗体検査をはじめたら、、、もしかしたら、もうすでに全体の50%くらいが知らずに感染していて抗体ができている、という状態かもしれないじゃないか。 無症状の感染者もいるし、感染速度も速いわけだから、知らないうちにエピデミックが半分以上過ぎてしまったのではないか、

集団免疫、ということですね。

知らないうちに国民の半分に既に免疫ができてる、、ということは、、、残念ながらありえません。 これは、、、もうすでに、検査からわかりはじめていますし、感染状態が似たような他の国の研究者からも、同じような結果を聞くからです。 大きな割合での隠れた抗体保持者は、、、いません。 これがひとつ。 もうひとつは、この抗体検査は、様々な年代層で調査されなければいけないのと、感染速度の把握に必要です。 どこかのタイミングで、ただ単に、このくらいの割合で、抗体、、理想的には免疫ですが、、、が、できていた、という把握ではなく、、、全体の60〜70%に免疫ができたら感染は止まりますので、そこを目標にしますが、、どのくらいの速度でそこまで行くのか。そのようなことも知りたいのです。  今、検査をして、あ、50%がもう免疫がありますね、よかった、よかった、ということではなく、現時点での状況の把握、それがたとえ、まだ割合的には低くかったとしても、数値に出さなければいけません。 そして、何度も繰り返し調査されなければいけない。 ああ、1週間でこのくらい増えるんだな、と。

対策の緩和などができるのですね

緩和の目安にもなりますし、例えば、香港では、とてもよく管理されていて、週ごとのR0値が発表されます。 今週は、1以下、次の週は1を少し上回った、、など、今、どういう状態なのか、ということが明確にわかるようになっています。

R0値とは、1人が何人に感染するか、という数値ですね。

R0:1ということは、1人が1人に感染させる、ということですので、エピデミックの大きさはそのままを保ちます。 今は、R0:2ですから、1人が2人に感染させることになり、感染は増加し続けます。 これを把握したいのと、セロコンバージョン、つまり、今日、検査して、2週間後に検査する。今日はまだ抗体がない。2週間後には抗体ができていた。 このことを、セロコンバージョンがおきた、といいます。 抗体陰性から陽性になることです。 昔は、違う名称があり、セロコンバージョンも違う意味で使われていましたが、現在では、1つのウィルスにつき1つの抗体検査が使われますし、このように使われます。 この速度、どのくらいの速さで、集団がセロコンバージョンするのか。この度合いの把握は、全体の感染状況を知るには大変重要です。 把握された感染者と、臨床的に明白な感染者以外でも、隠れた感染者、隠れたセロコンバージョン度合い、自覚なく感染して完治して抗体ができ、高い確率で免疫を持っている、ということですね、このセロコンバージョン度が、全体の感染を疫学的に把握するために、大切な数値なのです。 これが、今、広範囲での抗体検査をはじめている理由です。 ここも重要な点ですが、この調査は、初期の段階で、広範囲に渡って調べなければいけません。 部分部分での少数の検査では、意味がないのです。 なぜなら、今の感染状態は、偶然に散らばっている感染ケースだからです。 エピデミックの初期では、全ての感染が偶然です。 例えば、誰かが、イタリア旅行からウィルスを持ち帰った、としたら、その人の住んでいる村で感染がはじまります。 隣の村では感染ははじまりません。しかし、その事実だけでは、ひとつの村に感染に有利な条件がある、ということにはならないでしょう。 このように、今の段階では偶然のほうが多く、システム的なものはありません。

感染ケースの追跡調査がさらに重要になってきますよね。   最後に、、、リスナーからの質問を一つだけ。 下水処理システムから、感染状況の把握ができる、というもので、オランダで小さな研究があったようですが。

そのオランダの研究については、、、、知ってはいますが、きちんと熟読したわけではありません。 それでも、その研究グループを知っているので、短く説明したいと思いますが、これは、ポリオウィルス、小児麻痺を引き起こすウィルスで幸いドイツでは根絶されましたが、、、まだ、存在する国では、このウィルスの確認を下水からするのが効果的な方法です。 このウィルスが発生することを恐れているからです。ですから、定期的に、下水、下水処理場から、サンプルをとって、このポリオウィルスの調査をします。 このウィルスは環境に強く、下水のなかでも長期間存在するウィルスです。 このような背景から、下水でSars-Cov-2の調査がされたでしょう。ミュンヘンケース、中国の論文からも、このウィルスが、大量に糞尿と共に排出されることがわかっています。 RNAとしてで、感染力のあるウィルスとしてではありません。ミュンヘンでも、ここから細胞培養することはできませんでした。 しかし、検出することはできます。それをこの研究チームはしたわけです。 そして、みつけたのです。 これは、良いスクリーニング方法だとは思います。 でも、それだけです。 そういうことだと思います。読んだのが数日前ですので、定かではありませんが、、、 下水から感染する、とはここでは言っていません。

私も読んだのですが、、、特定の地域の感染状況を調べる、という内容だったと思います。 これもリスナーからよく出る質問ですが、、、細菌だと、シャワーから出てくるレジオネラなどがありますが、、(Sars-Cov-2は)水道水や下水からは感染しない、ということですね。

ないです、それは、ないです。 水道水ではないですし、便、、、トイレで流されて水のなかに溶け込んだ状態ではなく、便そのものですね、そこからは  RNAは検出されますが、ウィルスを培養することはできません。 私の研究、そして、数多くの中国の論文からも、この感染経路はない、と言えます。

また、明日、アプリでの管理などについてまたお話いただきたく思います。 今日もどうもありがとうございました。




ベルリンシャリテ
ウィルス研究所 教授 クリスティアン・ドロステン

https://virologie-ccm.charite.de/en/metas/person_detail/person/address_detail/drosten/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?