5. 双極性障害II型と日常

プロフィールに「軽度の双極性障害II型」の特性があると追記した。個人によって症状が違うものなので、自分の場合がどんなかをできるだけかいつまんで説明したい。

①平常な時期(フラット)
②不調な時期(うつ)
③好調すぎて心身に無理がかかる時期(軽躁)

の3つを順不同で不定期に行ったり来たりしている。

①平常な時期(フラット)
精神が落ち着いていて日常生活や仕事を普通にこなせる。

②不調な時期(うつ)
精神状態が落ち込んだり無気力になり、身体も倦怠感を感じている。日常生活や仕事をするのはなかなかしんどい。寝込むこともある。

③好調すぎて心身に無理がかかる時期(軽躁)
思考活動が活発で、すごく頭がよく回る。肉体的な疲れもあまり感じない。仕事や日常の雑事はずいぶんはかどるが、睡眠が浅く短時間睡眠。しばらくこの時期が続いた後は電池が切れたように②になる。

はっきり自覚したきっかけは、約10年前にベンチャー企業のノルマと不規則な長時間労働のストレスで鬱病として精神科を受診したとき。何度かの受診で心身の状態の移り変わりを遡るうちに ③軽躁 エピソードが出てきて、双極性障害II型の診断となった。

今は薬を続けつつ、基本的には寛解しているが、気候の変化や女性のリズムのゆらぎなどで簡単に ②うつ に落ち込むので、しばらく雇われ仕事はしていない。それでも軽度ゆえか、担当医には自分の状態の判断が的確で頓服薬を切り替えるのも上手いと言われている。なるべくストレッサーを避けながら、中途半端と言えなくもない状態で日常をのらりくらりと過ごしている。

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