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2024.4.10 日食を伴う牡羊座新月、その後
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2024.4.9 3:21
月は牡羊座で新月を迎えました。日本では観測できませんが、皆既日食を伴う新月になります。
新月は太陽と月が重なりますが、魂の傷と言われるカイロンもぴったりと重なります。逆行を開始したばかりの水星も近く、牡羊座に個人天体が4つとスタート感の強い配置になっています。とはいえ、火星と土星のコンジャンクションや魚座の支配星である海王星も魚座に在住しており、世界が混沌としている様子がうかがえます。ホロスコープ上では天体が右下に集まっているので、無意識に自分というものに意識が向かいやすくなっているかもしれません。
わたしも含めて今回の新月では眠気や頭痛を訴える方が多かったように思いますが、眠気は魚座の海王星、頭部が支配領域の牡羊座新月らしいかもしれません。
今回の新月にテーマを設けるとすれば「過去からの脱却」「自分からの脱皮」になるように思います。カイロンという天体は土星と天王星の間を行き来しています。土星は制限を設ける天体のため、悪く出ると自分の殻や枠、限界に閉じこもってしまうことがあります。どうしても越えられない壁のような感じです。対して天王星は枠や限界を壊す天体でありbreakthroughと表されます。まさに壁を壊して次に進むため、自分の限界である壁と壁の向こう側への渇望の間でもがくカイロンの感じる痛みは、新月と日食で心である月と自我である太陽を隠すことで露わになるのかもしれません。人によっては今まで怖さを感じていたことに、怖さより興味や好奇心が勝ることもありそうです。
個人的な話になりますが、わたしは高慢な自我を持っていて、人と同じことができない自分は人と違うと感じて生きてきたように思います。そのため誰かと同じになることや、その他大勢の枠に押し込められるのが嫌でした。そのくせ普通とか常識という言葉で自分を正当化する癖がありました。私にとっての普通は、人とは違う=人よりも優れていなければならないという矛盾と歪み。人から離れ世間から離れ、自分の中に閉じこもる期間を経て、今感じているのは、自分はただの人でその他大勢のひとりであるという安心感です。特別である必要はなく、優秀である必要も、できる人である必要もない。できることもできないこともある、人として存在すればいいのだと感じたことは、過去からの脱却であり、今までの自分感からの脱皮になるように思います。
日食の後も天体イベントは続きます。4/11の火星土星のコンジャンクション。4/21の木星天王星のコンジャンクション、5/26には木星が双子座に移動します。
しばらくはやらかした過去やトラウマがフラッシュバックすることもありそうですが、星の動きとともに少しずつ変わる自分を楽しみながら眺めることができればいいように思います。
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ふわふわと心や魂の奥底を撫でるように散っていきます。
毎年、この時期は桜に引き込まれて地に足がつかなくて困ります。
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