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今を生きる
先日「いる」と「する」について書いた。
このことを頭に置きながら、珍しく旦那氏が休みの日曜に彼とわたしの関係や動き方を観察してみた。
「する」が多いと負担感が増すと同時に、「する」行為には見返りを求めるエンパシー的な感覚がある。
家の中では母親にエンパシー傾向が強くなるため、どうしてもわたしが家のことや子どものことを「する」ことが多い。昔はそれに対する不満が溜まり爆発することが多かった。
*エンパシーとは、感情の共有と共感的で、よく気が利き、人に対して世話を焼く。オキシトシンの働きと似て、見返りを求める傾向がある。男性よりも女性に多いが、人当たりのよい男性はエンパシー傾向が強いように思う。
そんなことを感じていたら、向真希さんのTwitterを見つけた。
【エネルギー値が高いホロスコープの持ち主はみんな有名になって大活躍できるか?】現実にはそういうことにはなっていなくて。むしろ市井の人としてごく普通の人生を全うする人の方が圧倒的に多く。ただ、もてあましたエネルギーをどう昇華するかは人生の大きな課題になります。
— 向真希(向山昌子) (@mukai_maki) March 26, 2023
→エネルギー値が高すぎる人の場合、アーティストやクリエイターなどいわゆる非凡な生き方を選ぶのはむしろ簡単。あえて主婦や会社員などの道を選んだ場合、太陽を見つけて土星に向かうのは苦しく過酷で、気が遠くなるほど長い時間をかけて太陽を自分のものにして土星へと到達していかねばならず。
— 向真希(向山昌子) (@mukai_maki) March 26, 2023
→有名になる。お金持ちになる。大恋愛を繰り返す。そんな人生はもちろん刺激的で面白いでしょう。けれど、ごく普通に市井の人として、静かに誠実に大切な人たちを支えて生きることがどんなにか難しく、だからこそ素晴らしいことか。どんな人生も、みんな素敵。
— 向真希(向山昌子) (@mukai_maki) March 26, 2023
わたしのエネルギーが大きいかどうかはわからないが、上記を読んだとき心臓のあたりが強く震えた。
ごく普通に市井の人として、静かに誠実に大切な人たちを支えて生きることがどんなに難しく、だからこそ素晴らしいことか。
自分が特別になりたいとは思わない。ただ、みんなが幸せだと感じることのできる日が1日でも多くありますようにと、偽善的で自分勝手でちっぽけな自分にできることを探しているだけだ。
そのために、おろそかにしがちな毎日をどれだけ大切にできるか、本当に生きることの全てが修行なのなだなと心臓から肚へとストンと落ちるような感覚になった。
星だとか運気だとか、どんな知識や技術があるかとか、そんなことではなく、生きること自体が自分自身であり、命の在り方なのかもしれない。
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