2024.1.26 獅子座満月で暴かれたのもの

 冷えた身体を温めるため、エプソムソルトをたっぷり入れた風呂に入り、湯気の中でぼんやりと今日の満月について考えていた。
 今回の満月はわたしのアセンダント(東の地平線、自分自身を現す)の横で起きていた。わたしはそれほど新月満月の影響を受けやすいタイプではないので、それほど気にしていなかったのだが、不意打ちを喰らったように体調を崩した。
 言い訳は山のようにある。ひとつは年末から旦那氏の休みがなくワンオペが続き、正月には友人の葬儀が入りゆっくりするどころではなかった。三が日以降休みのなかった旦那氏がやっと先週今週と日曜だけ休めそうだった。もうひとつは去年から決まっていた京都のイベントが終わって気が抜けたのだろう。わたしの知名度なんて0に等しいにも関わらず、主催者の方のご厚意で人を集めていただいた。わたしにできる話なんて大したことないと思っていたが、終わってみると面白かったと感想をいただいて安心した。知らない間に緊張していたようだった。

 今週末は次男の所属するバスケットボールチームで試合がある。いつも利用している体育館で開催するため、次年度副会長になったわたしは引き継ぎ&準備でメインで動かないといけないはずだった。すぐに治ると思ったものの、思うように体調は戻らず、前任の役員さんや次年度のみんなに迷惑をかける形になってしまった。

 話は変わるが、わたしは人に甘えるのがとても苦手だ。何かを頼むことはできるし、できませんと言うこともできると思うのだが、しんどいと泣き言を言ったり、助けてくれと言うことができない。長男長女あるあるなのだろうか。でも、今回はすみませんと頭を下げて「わたしは休みます。後はよろしくお願いします」と言うしかなかった。あたふたしていたのだが、友人には強制終了と言われてやっと大人しく寝ておこうという気分になった。

 湯船の中で手足にじわじわを熱を感じながら、ふと今日の満月に思い至ったのだ。満月は8ハウスで起こった。隠された部屋と言われる8ハウスは読みにくいハウスだ。人によってなにが隠れているのかわからないので、伝えるのがとても難しいと感じる。未熟なわたしは遺産や継承などのわかりやすい例えで濁してしまうことが多い。だか、今回の満月で暴かれたのは「他者に弱さを見せられない自分」ではなかったか。人に甘えられない自分。迷惑をかけることを怖がっている自分。ひとりでいることを好み、対人スキルが低いわたしにとって、人並みに気を使い他者へ心を配ることは難しいと感じる。だからこそ、自分に出来ることや割り振られた役割の中で他者へ迷惑をかけてはいけないと気負っていたのかもしれない。

「できないことはできないと言ったほうがよくない?」
年末、わたしが知人に掛けた言葉がそのまま自分に返ってくる。2024年最初の満月で、わたしは弱いくせに意地っ張りな自分を少しずつ手放していこうと思えた。

Twitterに素敵な満月画像が溢れてます🌕
検索しただけで今日の月が見れるなんて、いい時代だなぁ。

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