見出し画像

時間の「止め・跳ね」

年始の書き初めや冠婚葬祭ののし袋の表書き
上手な人の筆さばきを見ているととても気持ちがいいですね

スーッ・止め・方向変換・跳ね

勢いよく動く「動」の時間と
次の筆さばききの準備や力を貯める「静」の時間が
交互に入って躍動的な字が現れる

時間の使い方も似たところがあります

過去を振り返ってみると
日記や記録が残っている時は
忙しくても効果的な動きができている

逆に一つの会議から次の会議へと
一つの予定から次の予定へと
連続して動きながら間に電話連絡などを入れる

間に止まらず動き続けている時は、
側から見るとバリバリ仕事しているかっこいい人でも
後から振り返ってみると結果が中途半端

これはなぜかというと・・・

PDCA(PLAN DO CHECK ACTION)サイクルが回せていない

段取りをする前に動くこととなり
結果を「振り返る」ことをしないので
次の行動を改善できていない

今や世界に知られることとなったトヨタの「改善」
KAIZENという言葉が今や英語でも使われ
Continuous Improvement(継続的改善)と訳される

その基本はこの「PDCA」

PDCAをいかに早く回せるかが効果に直結する

P 計画をして(これが予定通りの行動と結果が出たかの基準となる)
D 実行して
C 結果を評価して
A 学びに基づき改善をする

焦って動き回っている時は
CとAで立ち止まるのが勿体無くて
そのまま次へと動いてしまう

でも、ここで一旦立ち止まって
結果を評価して次の一手を考えられるかが
大きな違いを生み出します

お客様訪問が終わったら
目的に対しての結果が得られたか
何か気になること、想定外のことはなかったか
チェックした結果を次の一手に活かす

家に帰って何かの記念日であることを指摘されたら
(忘れた時点で、この場合は結構大減点だが)
何とか埋め合わせの企画を考え
来年は忘れないようカレンダーに記入しておく

日常の仕事や用事だけでなく
経営でもトライ・アンド・エラーと継続的改善のために
素早くPDCAを回し続けることがが重要

この前、「リーン・スタートアップ」という
起業に関する書籍を久しぶりに見返していたら
そこにもお客様からのフィードバックを得ながら
継続的改善する「実験」というコンセプトが描かれていた

成功するものは
PDCAを早く継続的に回す仕組みができている

達筆な方の筆運びがリズミカルに
美しい文字を描き出すのと同じように
生活の中にPDCAのリズムを埋め込み習慣化できると
美しい動線で動く1日が出来上がる

時間の「止め・ハネ」で
明日も効果的な1日もお送りください👍


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?