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ファンマーケにおけるYoutube動画の使い方って...?という話

「へっぽこマーケターの日々」第21回(前回は2/10更新)。

社内で共有された知見を基に、自分の理解度を確認するためのnoteも増やしていく。

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今回は、日常的にYoutubeを観る習慣がないなりに、マーケティング手段として無視できない動画について、ファンマーケティング視点で考えてみた。

Newspicksの動画企画『HORIE ONE』の「YouTube黄金時代がやってきた」(2019年10月配信)を視聴して、動画市場について自分が見えていることと、見えないことについて整理したい。

技術革新が視聴者数を増やす要因に

4G回線の普及によって大人が動画を観だした
・今後、4Gから5Gにシフト
 →太い回線によりサーバーの負担減
  →サーバーコスト減少
   →長い動画がより観られ、ライブ配信も増えるだろう
(「YouTube黄金時代がやってきた」意訳)

スマホが普及してインターネットに繋がるユーザーが爆発的に増えたように、技術革新は大きな変化をもたらす。

たしかにホリエモンの言うように、長尺の動画やライブ配信が増えると思う。しかし一方で、若者はコミュニティ内での会話に着いていくために観る場合も多く(※2)、そのため倍速再生が当たり前だという。

コンテンツの「コスパ」というと、数年前こぞって動画レシピサイトが立ちたがった時期(※2)のことを思い出す。当時流行っていたのは1分程の短いレシピ動画だった。

何が言いたいのかというと、回線のアップグレードにより視聴環境は改善され、総視聴者数は増えるかもしれないが「視聴者の時間の奪い合い」という概念自体はきっとなくならない。

これはメディア系の勉強会で話題になったが、生活者は時間を短縮してくれるものに価値を感じるのだ、ということは引き続き無視できない事柄だろう。
(ソシャゲにおける石への課金もそれにあたるだろう)

個人的には、長い尺はブランドへのエンゲージメントが高い視聴者のために作り、エンゲージメントが低い層への訴求には解説系など時短要素が効くのではと思っている。

※1
出典:動画は「倍速視聴」が当たり前の10代--時間も“コスパ”が大事
https://japan.cnet.com/article/35148371/

※2
参考:レシピ動画成長の理由 プロが制作、視聴は1分
https://xtrend.nikkei.com/atcl/trn/pickup/15/1003590/061400990/

Youtubeは過去の動画が資産になる

複利で効いてくるとはこのことだろう。視聴者数が増えれば増えるほど過去の動画の視聴者数も増える。貯めておくに越したことはない。

Youtubeは次の動画の自動再生がすごい

自動再生によりどんどん観てしまう仕組みは、確かに個人的に体験していてもすごいと思う点だ。これの恩恵に預かれれば結構なゲタが履けるのではないか。(運用したことがないので「結構」という曖昧表現なのは容赦してほしい...)

ホリエモンではないが、とあるYouTuberさんが言っているように

なのだ。

自動再生に寄る視聴数を上げるには、アルゴリズム=視聴者という見方をする必要がある。

Youtubeはレッドオーシャンに

Twitterの上位10人が今ではたいてい芸能人。Youtubeもいずれこうなる
(「YouTube黄金時代がやってきた」意訳)

このホリエモンの見通し通り、2020年2月現在そうなりつつある。TwitterやInstagramばかりを見ている自分も、同僚に教えてもらったキャンプ動画をたまに観るようになったほどだ。

考察:作家の動画コンテンツは何がいい?

自分がコルクの作家さんを絡めた動画を企画するとして、どんなものがいいのかは、具体的にまだ思いついていない...

動画をやるなら作家に対するファンの愛着を深めるためという位置づけになると思うが、それは既存ファン向けでしかない。

では新規のファンを獲得するにはどんな動画がいいのか?今思いつくのは、人の欲求に紐付いた情報として訴求するのがいいのではないだろうか。

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動画マーケの打席に立つ機会はまだないが、せめてこういう筋トレは続けていく。


わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。