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#1180 探究における活用の必要性から知識・技能を習得する

学習の順番は、一般的に「習得→活用→探究」だと思われている。

まずは、基礎・基本を習得し、それを活用する体験をする。

最後に、ステップアップとして、探究を行う。

しかしこれは、自然で本質的な学びとは言えない。

そのようなステップで、知識が身に付くことはないのだ。

順番が逆なのである。

まず必要なことは、問題状況の発生である。

そこから「問題解決」いわば「探究」が始まる。

そして、探究を進めていくためには、知識・技能を活用しなければならない。

そのように、活用の必要性において、知識・技能は使われ、必然的に習得されるのである。

最終的には、知識・技能を活用しきることで、探究を終えることになる。

したがって、自然で本質的な学びが以下の通りとなる。

「『探究』における『活用』の必要性から知識・技能を『習得』する」。

この順番なのである。

知識・技能は「必要性」において、活用されなければ、真に習得されることはない。

そのような「活用」において、「探究」が成立し、必然的に知識・技能を「習得」することができるのだ。

このような学習の流れが重要なのである。

ぜひとも、このような「問題解決学習」「探究」をデザインしていきたい。

では。

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