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#1849 届けるために言葉を研ぐ

今回は,渡辺道治氏の著書『教室を動かす言葉のチカラ』からの学びを整理していく。


・話すことが苦手な理由:トレーニングや成功体験の不足

・話せるようになるために必要なことは「書くこと」である。

・情報伝達のレベル
➀認知 ②理解 ③納得 ④共感
※③④を目指す。

・言葉を届けるターゲットを絞り込む。
 →たった一人の心に届く言葉は,多くの人の心に届く。

・子どもの短所や弱みにこそ,意識変容や行動変容につながる宝が眠っている。

・チューニング能力:ターゲットとなる子どもが「ほしい言葉」「響く言葉」をイメージすること

・言葉の伝え方のポイント
➀目的確認 ②内容吟味 ③方法選択

・学級通信をなぜ書くのか
➀子どもたちへの肯定的なフィードバック
②保護者との連携体制の構築
③教師の力量形成
④子どもたちを見る「目」の鍛錬

・学級通信の型
➀授業の様子:目に浮かぶように描写的に書く
②授業以外の様子
③教師の思い:思いや考え方を伝えることでどんな存在かを知らせる
④子どもの作品
⑤保護者の参加

・思いの伝え方
➀言葉以外で伝える ②「話し言葉」で伝える ③「書き言葉」で伝える

・方法選択の視点
➀タイミング:言葉が響く旬を見極める
②渡し手:第三者からの方が伝わりやすい
③場所:ほめるとき,叱るときも重要
④重さ:いつも「軽い」とただ聞いているだけになる
⑤距離感:言葉と考える事象との間にある距離感 ※間接性

・声を磨くための要素
➀声量 ②速度 ③抑揚 ④緩急 ⑤強弱 ⑥間 ⑦声色 ⑧シャープさ

・セロトニン5
➀ほめる ②微笑む ③話しかける ④触る ⑤見つめる

・視線は「一人あたり2秒」を意識する。

・笑顔キープを意識する。※目を細めて口角を上げる。

・立ち姿のポイント
➀姿勢:腰の位置
②暗めの服装
③全体を見渡せる立ち位置
④距離感を縮める

・環境を整える:背景,掲示物,音,光の調整

・最後はやっぱり「あり方」である。


以上が,書籍からの学びである。

自分の言葉のチカラを磨き,子どもたちに思いを伝えていきたい。

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