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#1688 机間巡視のねらい

授業中に教師が行う「机間巡視」には4つのねらいがある。

1つ目は「指示に対する確認」である。

教師が指示した内容について、子どもたちがしっかりと行動しているかを見取り、確認することが必要だ。

そのために子どもたちの様子を見て回ることになる。

2つ目は「理解度の把握」である。

問題を解いたり、個人思考をしたりしているときに、子どもたちのノート記述を確認する。

そして、子ども一人ひとりが「どのくらい理解しているか」「どのような思考をしているか」を把握するのである。

3つ目は「この後の授業の組立て・展開の構想」である。

机間巡視は、主に授業前半における子どもたちの「個人思考」や「集団思考」の際に行われる。

このときに、子ども個人やグループの学習状況を確認し、授業中盤以降の組立て・展開をどうしていくか、どのように子どもの意見を活用していくかを構想するのである。

4つ目は「声かけなどの支援・指導」である。

1~3つ目までにおいて、教師は情報をインプットするだけである。

しかし、学級の中には、支援が必要な困っている子どもやグループが存在する。

そのような子ども個人やグループに対して、教師は必要な支援・指導をしていくことが求められる。

このような教師側のアウトプットも必要となる。


以上、机間巡視の4つのねらいを整理した。

ただ漠然と机間巡視をするのではなく、明確なねらいをもって机間巡視をするようにしていきたい。

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