#1517 内発的動機づけと外発的動機づけ
「~しないと、おやつあげないよ」
「~できたら、プレゼントあげるよ」
このような外発的動機づけは「楽」である。
「即効性」がある。
「その場での効き目」は抜群である。
しかし、このような外発的動機づけは持続可能性がない。
また、同じような場面で同じような問題が繰り返される。
そしてその場面で、また「罰」や「ご褒美」を考えるしかないという状況となる。
「罰」や「ご褒美」がないと、行動を改善できない人間になってしまう。
短期的には効き目があるが、長期的に見ると問題が多いのである。
そこで必要なのが、内発的動機づけである。
「なぜその行動がよくないのか」
「適切な行動をとるとなぜ良いのか」
理由を繰り返し伝え、気持ちに訴えていく。
これが功を奏すれば、根本的に問題行動を改善させることができる。
その行動は内発的に動機づけられているので、他者が動機づけしなくてもよくなる。
はじめは大人側の辛抱、根気強さが必要だ。
しかし、長期的に見れば、内発的動機づけを優先することが重要となる。
それが本人のためになるし、持続可能性があるからだ。
このように、目の前の問題をすぐに外発的動機づけで解決しようとするのではなく、長期的な視点に立って内発的動機づけを重視することが必要なのである。
そんな大人側の姿勢を大切にしていきたい。
では。
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