見出し画像

#1712 つくづく実感「トップダウンとボトムアップ」

今回の記事は、以下に示す過去の記事と関連している。

今年度、教師人生で初めて2年生を担任し、つくづく時間していることがある。

それは、「『学び』にはトップダウンとボトムアップがある」ということだ。

低学年を初めて担任しているので、学級経営でうまくいかないことが多い。

そこで、目の前の問題を解決すべく「教育書」「ハウツー」にすがることになる。

これは先哲・先輩から学ぶことになるので、「トップダウン型」である。

一方で、教育書から学ばなくても、日々の実践からなんとなく「コツ」を学ぶこともある。

このように、実践の積み重ねという「経験」から学びを得ることになるので、「ボトムアップ型」と呼べるだろう。

以上のように、「学び」という営みはトップダウンとボトムアップの両方の道が存在するのである。

以下に、低学年への指導において、トップダウンとボトムアップでそれぞれ得た学びを示していく。

【トップダウンで得た学び】
・低学年の子どもにはイラストを使った指導が有効である。
・叱責するのではなく、思いに寄り添い、説明・お願いする。
・たんたんと話すのではなく、ユーモアを交える。

【ボトムアップで得た学び】
・「壊れたラジオ」のように、同じことを繰り返し言う。
・一斉指導が入らない子どもには、「~さん」と前置きする。
・空白をできるだけ作らない、できるだけ目を離さない。

このように、トップダウンで得た学びを現場で使うことで確証(手ごたえ)を得ることができる。

また、ボトムアップで得た学びを言語化し、整理することで、継続して実践できるようになる。

私はこれからも、トップダウンとボトムアップの往還により、自己の学びを深めていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?