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#1500 素人と専門家の違い~なぜ覇権争いになるのか~

私は教育の素人である。

これまで無数の教育書を読んできたが、様々な書籍の中身を吸収し、日々の実践に生かしている。

しかし、自分で書籍を書く機会はないし、何か専門的な書籍だけを読んでいるわけでもない。

このように私は素人である。

素人であるがゆえに、様々な知識を一定程度、身に付けることができた。

まさに「広く浅く」学ぶことができているわけである。

見方を変えれば、全て「中途半端」なのである。

一方、教育の専門家は、自分の専門分野・研究分野がある。

自分の専門に値する書籍を集めるし、自分で書籍を書くこともできる。

まさに「狭く深く」学んでいるわけである。

このような専門家たちは、自分の研究領域に誇りをもち、自信をもって持論を展開することができる。

なので、他者の研究領域は「相容れない」ということが多い。

このような理由で、専門家同士は覇権争いをすることになる。

意見と意見がぶつかり合うのである。

この構造が起きるのは、必然である。

それほど、自分の専門・研究に没頭し信じているからこそ、簡単には他の研究を受け入れることはできないのである。

『学び合い』と「協同学習」と「学びの共同体」がぶつかり合うように。

しかし、素人は違う。

自分の専門をもっていない。

どんな研究領域でも幅広くカバーできてしまう。

なので、意見のぶつかり合いが生じることはないのだ。

私は教育論議において、他者と対立したことがない。

これは自分が「素人」であるからだ。

なので、もっと自分の専門分野を見出していき、それをもっと深めていきたい。

そうして、意見のぶつけ合いをしたいのである。

ぜひとも、専門家に近づいていきたい。

では。

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