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#828 指導と評価の一体化

授業を進める上で「指導と評価の一体化」は欠かせない要素である。

まず、授業は単元単位で構想する。

そして、授業を終えた段階で、子どもたちの学習状況を評価する。

これは、形成的評価としての仮の評価である。

この段階で、「未習熟」の子どもがいれば、次の指導を構想する。

そして、構想した指導を実践していく。

仮の評価が「おおむね満足できる状況」になるような指導をするのである。

単元の終末では、総括的な評価として、子どもたちの学習状況を評価する。

これが、指導の結果の責任を果たす総括的評価である。

このように「指導」「評価」「指導」「評価」「指導」というサイクルを回し、「総括的評価」で終える。

このようなサイクルにするためには、授業を単元単位にしなければならない。

ぶつぎりの1時間完結型の授業ではいけないのである。

授業における教師の指導は評価があってこそ、その内実が変わってくる。

つまり、指導は計画的に実施していくことはできないのだ。

その都度、子どもたちの学習状況を把握し、次の指導改善に生かすのである。

これが形成的評価の機能である。

このような「指導と評価の一体化」を実現するようにしていきたい。

では。

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